パーツについて
レスポールに使用するパーツについて。
ここに紹介するパーツ群はレスポール・サぺリ、レスポール・マホガニーに使用するものです。
先ずはノブ系・・・
やはりここは見た目をかなり左右する部分であり、安っぽいとげんなりですよね。
質感の高いレプリカノブです。
ヴィンテージで見かける、頭の頂点が平らなタイプの再現品です。
勿論、丸い方が好みなら、そちらのレプリカ品も用意できます。
次にピックガードとエスカッションです。
写真は、へヴィーゲージ用、ライドゲージ用のピックガードの比較です。
ブリッジ位置が異なるため、それに対応したリアピックアップの位置決めが必要になるので用意しています。
これらピックガード、バックパネルは全て、ルーター加工により抜いたものです。
勿論この後、ギターに組み込む時に、ギターの塗装を研磨したものと同じバフを掛け、表面を磨き、下の写真の様に角にバフダレを出します。
こうすることでギターとの風合いが揃い、質感が高まります。
バックパネルです。
背面の手作業によるベベリングも再現しています。
ロッドカバーも・・・
段差に残るコンパウンドも実物通りです。
ピックガードの材料となる樹脂の角板も、同じメーカーの同じ色でも時期により色見が違う事があります。
使用するエスカッションの色との調和を見て、素材選びをします。
塗りあがったギターの色調を見て、バランスを取るのに使えますね。
トグルスイッチリングです。
こちらはフレットのサイズと同様に59年前期まで、59年後期以降の仕様のものを用意しています。
字体が違うでしょ?
こちらはトグルスイッチナット
ローレットの感じが良いですね。
現行品は57年以降のナットとそれ以前のナットのデザインを混ぜたもの・・・な感じですけどね。
ジャックプレートです
これもオリジナル通りプレスで抜いたものです。
スタッドとアンカーです
どちらもスチール製、アンカーはメッキの有り無しに関係なくサイズは同じロングタイプです。
テールピース・・・
勿論アルミで、形状、メッキの質感も最高です。
やはり純正品のブリッジです。
ワイヤー有り、無し選べます。
ソーサーだけはちょっと頂けない形をしているので、レプリカ品に交換します。
元々付いていた物との組み合わせでダブルソーサーにして、ブリッジ高のプリセットを可能にするのも良いですね。
その場合は、残ったソーサーをこちらに置いておいても仕方が無いので、言って下さい。
スクリュー関係
各パネルの固定ネジです。
ヴィンテージギブソンタイプのプラスネジと、ピックガード固定用のマイナスネジです。
ここも雰囲気に大きな影響を与える部分です。
ピックガードのブラケットです。
サイズや、ピックガードの高さ、仕上げ等、57年以降の仕様を再現したものです。
ポインターワッシャーです。
別にこれは特記事項でもないですが一応。
クルーソン純正のペグです。
ペグのシャフトの先端も平らに、そしてペグノブは完成の域に達しています。
シートメタルの質感、ノブの回し心地も素晴らしいです。
台湾製のミリ仕様から始まり、韓国製になってからサイズと見た目、性能が格段に進歩。
そして、完成の域に。
丁度私がギターを作りだしてから今までと歩みが重なるので感慨深いものが有ります。
ペグブッシュ。
59年以前仕様のレプリカです。
最近のクルーソンではペグの年代の仕様とは関係なしに、すべて60年仕様の復刻ブッシュが付いています。
ここはちょっと気になりますね。
こちらに交換です・・・
サイドポジションマーク
べっ甲柄のインチサイズサイドポジションマークです。
トップポジションマーク
縦模様のパーロイドです。
最後にエンドピン・・・
これはこれで良いんじゃないでしょうか?
トラスロッドナット下に敷かれているハーフムーンワッシャーです。
突き板がついて、ヘッドの黒塗装でほとんど隠れてしまう部分ですが、性能と見た目を両立するものが売られていないので、ここも自作です・・・
このあと、細かい番目のやすりで磨き、ジンクペイントを側面中心に施し、ギターに装着します。