ギターショップ池内銘木商店の商品紹介

ギターの音として完成しているギター

こちらが考える良い音、完成された音とは・・・

 こちらで考える良い音とは、簡単に言えば、周辺機器にマッチする音の事です

ギターなら、ベース、ドラム、ボーカルの隙間に在るべき音。

ベース、トレブルコントロールしかついていない、フェンダーアンプにマッチする音。

 フェンダーアンプについているトレブル、ベースコントロール。

これは、ボリュームをミドルのトーンつまみとして考えているため、ミドルのつまみがトーンコントロールとしてはついていない、という設計思想で出来上がっています。

音を歪まさない前提では本来、これ以上のトーンコントロール機能が必要ないギターを周辺機器として考えて、生産されていたアンプです。

そして、これらのアンプについているトーンコントロールは、音質の調整といえばそうですが、音質を変えるためについている物ではありません。

 楽器のミドルは、楽器特有の音、一番発音が得意な音なのです。

それを変える必要があるなら、その楽器を楽器としては好きではないのだし、買わないのが普通・・・。

そういう判断軸を、楽器のユーザーが持っていた時代が、かつてあったのです。

 人間の聴覚、体感、そして音響機器は、音質を保ったまま音量を変える事が出来ないという性質を持っています。

それに対応する為、トレブルとベースだけのトーンコントロールがついているのです。

つまり、トーンコントロールは、音量を変えた時に、音質を変えない為についているのです

これを「音質を変える為のもの」と取ってしまうと、「ギターの元音の完成度なんて、どうでもよい」になってしまいますよね。

 現在、アンプメーカーの努力で、フェンダースタイルのアンプ以上の音質調整能力を持つアンプが開発されています。

理由は勿論、それを必要とするギターが、普通になっているからです。

そんなギター単体では問題でも、高性能アンプを周辺機器と考えれば、トータルでは何も問題は無い訳です。

こういう形で周辺機器とマッチするよう作られた商品は、いくらでも売っているので、現状、何も困ることは無い筈。

しかし、ヴィンテージフェンダーアンプのボリュームに、ミドルがそのまま合うギターは売っていない

そして、音量調整が出来ないヴィンテージマーシャルに繋いで、手元で歪み、音質を自由にコントロール出来るギターも売っていない

だからそれを作っているのです。

 こちらで承っている音質補正作業

これは、オケという言葉を、最低再生帯域50HzのヤマハのNS-10M(モニタースピーカー)から再生されるバンドサウンドと解釈して生産、使用されている楽器を、オケ=バンド(ドラム)の生音という意味で機能する楽器に改変する作業です。

 ちなみに、スマートホン内蔵スピーカーは、120Hz辺りからしか音に出来ません。

それより低い音が音源に収録されていたところで、再生は出来ないのです。

皆さんはギターのE弦(E2)を82Hz、ベースのE弦(E1)を41Hzでチューニングしている筈ですよね?

貴方が音楽を届けたい人がスマートホンで音楽を聴くとして、どうすれば音楽がスマートホンのスピーカーを潜り抜けられる様に出来るでしょうか?

それについて考えると、最大公約数が持ってる音楽の最終的な出口(スピーカー)に合わせて、音楽作品の中の楽器の音をデフォルメせざるを得ないのです。

そのデフォルメを実機にフィードバックしたものを、現行品のギター、ベースと呼んでいます。

これは、メーカ的には不作為ながら、事実です。

皆さんは音作りという言葉から、どういう作業を連想しますか?

自分の家のスピーカー、ヘッドホンで聴いた好きな音楽の中のギター、ベースの音を、実機で真似る事を音作りと呼んでいませんか?

だとしたら、それが証拠です。

皆が一斉にそうするから、ヴィンテージと現行品の音が遠ざかって行くのです。

なので、音質補正作業では、この逆をやります。

録音される前はこういう音だった・・・を再現するのです。

アーティストが、皆に聴いて欲しかった音を再現するのです。

 ここまで書いた事がそのまま、こちらのヴィンテージ、現行品に対する認識だと考えてもらってかまいません。

音質補正作業
612A銀箱

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